旅へ②  2度目のローマは…

17年前ローマを旅した時は、とても好きになれそうもないので、さっさとローマを去った思い出がある。街中、発掘調査で工事中だらけ。そのせいかホコリがすごい、車の喧騒がすごい。それでも世界の観光地ということで人がごった返している。でも、その後、村上春樹の旅のエッセイなどを読みながら、もう一度ローマを見てみたいという思いがふつふつと。(村上春樹的にも、ローマはイライラすることがたくさんあるけれど、どっか憎めない奴、気になる奴って感じかな)そしてローマを訪れることに。

17年ぶりローマのテルミニ駅から初日は始まった。 駅もすっかり綺麗になっている!以前は切符を買うにも改札口にずらっと並んでいたのだけれど、券売機がたくさんと並んでいて、いろんなことがスムーズになっている!EUの恩恵じゃないのかなぁ、これって。

私たちは地下鉄で、コロッセオに向かう。コロッセオという駅名通り、降りればコロッセオがドーンと迎えてくれる。夫は、初めて見るコロッセオに「奈良の大仏と同じくらいすごいな!」と!ため息をつく。きっと大きいものを見た時のびっくり感を言いたかったんだと思う。よくわかる。 さて中に入場するために並ばなくてなはらない。まだ、ゲートが開く前なのに、ずらっと並んでいる。とにかく、観光地なんだから仕方ないなと並ぶ。 こんな風に、絶対見るべき場所は並ばなくてならない。炎天下だろうなんだろうが、並ぶ。 イタリア人の係員もお昼を過ぎる頃には全員イライラしてる。いきなり、ゲートを閉めて他のゲートに並べと言ったりもする。そしてほとんどの係員が強気だし、お客を無視してすぐにスマホしたり電話で誰かと話し始める。全く不親切。イタリア語が話せない、英語で抗議する自信もなく、従うしかない悲しき日本人観光客。あぁあ、、、。 いつの間にか、観光地巡りはどうでもよくなってきて、小さな教会や、庭園、路地を歩こうということに。 行ってみたいと思う小さな教会が幾つかあった。地図を見ながらそこに歩いていく。 観光客は誰もいない。全くの別世界。 どの教会も歴史が古い。とてもとても古い。 サンタ・サビーナ聖堂は紀元前400年代に建立。内部は中世に改修され、今に残っている。 9世紀のモザイクが素晴らしかったサンタ・プラッセーデ教会。 街のあちこちに教会があり、人々の暮らしと信仰の深さが感じられる。 教会に一歩入ると、街の喧騒も嘘みたいに静かに時間が流れる。

片隅でじっと座っている老人がいる。一日中座っているのかと思うくらい、ただ静かに座っている。

こうした場所がここにはそこかしこにある。

ローマの違う一面を見ることができてよかった。 もっとローマを歩いてみたいと思いながらも、次の街へ立つことに。   写真はサンタサービーナ聖堂の近くの住宅地   オレンジ色の壁と、オリーブ色の植物たちが良くマッチしている。  ローマの教会の写真はこちら

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